おいしい乾麺が出来るまで
なめらかでコシのある「麺」。
厳選された原料を使い、最新の設備と技術で、昔ながらの変わらぬ味を守り続けています。マルナカの工場では、うどん・そば・ひやむぎ・そうめん・ラーメンを製造しています。
ここでは、乾麺工場をご案内しながら、おいしさの秘密や作り方などをご紹介します。
STEP1製造部門
ローリー車
小麦粉はローリー車で搬入され、サイロという粉貯蔵タンクに供給されます。また、配合用のそば粉は移動用サイロで搬入されます。
従来は紙袋による納品でしたが、異物混入防止、ゴミの減量及び省力化も考慮した設備となっています。
サイロ
小麦粉は異物が混入されない仕組みで、直接工場内へ運ばれます。
計量タンク
サイロより運ばれた小麦粉・塩水は自動的に計量・配合され、ミキサーに投入されます。
ミキサー
ミキサーで丹念にこね合わせます。
小麦粉と塩水でこねることにより、小麦粉のグルテンが形成されます。
複合機
練った生地は搬送コンベアで運ばれます。この間に生地の熟成も進みます。また、搬送中に金属検出機でチェックされます。
麺帯形成ロール
熟成された生地は複合機とよばれる機械で帯状にします。
これが麺帯です。
製品によっては、熟成機を通し、長時間熟成させます。
連続圧延ロール
ロールを7個使って徐々に伸ばしていくことにより
グルテンを強くし、コシのある麺を作っています。
切り出し
この麺帯は切刃によって切断されます。
切断された麺は2階の乾燥室に運ばれます。
乾燥室
乾燥室は、足どめ乾燥・予備乾燥・本乾燥・仕上げ乾燥の4段階に分かれています。
乾燥工程には約8時間かかります。
乾燥室から裁断機へ
2階の乾燥室から1階の裁断機へ降りてきます。
裁断機
乾燥した麺(長さ125㎝)は、裁断機によって所定の長さに裁断されます。
裁断された麺
できあがった麺は1日以上寝かせて、品質に変化がないかチェックした後で包装されます。
STEP2包装部門
麺供給
裁断された麺が包装部門に運ばれます。
結束機
自動で計量・結束された麺は、20本/分コンベアーへ排出されます。
包装機
コンベアーで運ばれた麺は、製品に合わせて必要本数が包装機へと送られ、フィルムに詰められていきます。
チェックした製品を段ボールへ箱詰め
袋詰めされた製品は、金属検出機を通過し、計量され(※動画の中でははじかれている麺は規格外のものです)印字とシール確認を行った後、箱詰めしています。
封函機
箱詰めされた製品はコンベアラインのレールに乗って封函機へ運ばれます。
両サイドから段ボールの蓋を閉じ、梱包用テープを貼りつけて封函します。
両サイドから段ボールの蓋を閉じ、梱包用テープを貼りつけて封函します。
STEP3製品倉庫
パレット積み
荷崩れしないよう、きれいにパレットへ積みます。製品によって積み方、数量は異なります。
倉庫内で仕分け作業を行います
製品別、出荷順別に整頓しています。
出荷
こうしてできあがった製品は倉庫で出荷を待ち、お客様のもとへ大切に運ばれます。